【実話映画】ウルフ・オブ・ウォールストリートから学ぶビジネス

ウルフ・オブ・ウォールストリートという映画をご覧になったことはありますか?

正に「映画のような人生」を歩んできた金融系実業家、ジョーダン・ベルフォートの自伝を元に作られた映画なのですが、

「こんなジェットコースターのような人生が本当にあるのか?」と思わざるを得ないような大興奮映画なのです。

日本公開版ポスターのキャッチコピーは「貯金ゼロから年収49億円 ヤバすぎる人生へ、ようこそ。」

そんな大成功を収めたウルフの行動からビジネスマンが学べる内容がこの映画には散りばめられていますので、その内容を書き出していきます。

まだ映画を見たことがない人でも、既に3回は見ているよという人でも是非読んでみてください

目次

【ネタバレなし】ウルフオブウォールストリートのあらすじ

学歴や人脈もないまま、22歳でウォール街の投資銀行で働きだしたジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)。巧みな話術で人々の心を瞬く間につかみ、斬新なアイデアを次々と繰り出しては業績を上げ、猛烈なスピードで成り上がっていく。そして26歳で証券会社を設立し、約49億円もの年収を得るまでに。富と名声を一気に手に入れ、ウォール街のウルフという異名で呼ばれるようになった彼は、浪費の限りを尽くして世間の話題を集めていく。しかし、その先には思いがけない転落が待ち受けていた。

https://movies.yahoo.co.jp/movie/346630/story/

あらすじとしては上記の通りなのですが、最初に就いた仕事が無くなってから、証券会社を設立して大金持ちになるまでの展開がスピーディすぎるかつ、会社のカルチャーや、登場人物の破天荒ぶりがぶっ飛び過ぎています。

「金・女・クスリ」というギラギラした欲望が渦巻く、正にアメリカン・ドリーム(?)を象徴したような描写が続きます。
こういった描写に好き嫌いは大きく分かれるところかと思いますが、単純に、「こんな世界が実在するのか…」という好奇心が次の展開を待ち遠しく感じます。

そんなガラの悪い映画ではありますので、作中で「F○CK」という言葉が発せられた回数が合計506回というギネス記録も持ち合わせています。

そんなウルフ・オブ・ウォールストリートのどんな部分からビジネスが学べるのでしょうか?

ここからはネタバレも含む内容になります

お金持ちを相手に商売をする

お金のあるところにお金が生まれます。

このシーンですね。

まあ、厳密に言うとこのシーンは、お金を持っていない人から搾取するような商売はやめて、損しても平気な金持ち相手に商売をすればいいのでは?という奥さんの優しさからくる提案なのですが、この判断は大正解です。

この後、ウルフは金持ち相手の商売に切り替えて動く金額も大きくなり、一気に会社が成長していきます。

普通の人から30万円の投資案件を手数料50%で獲得するよりも、お金持ちから500万円の案件を手数料5%で獲得する方が儲かりますからね。

サラリーマンの働く場所選びにもこれと同様のことが言えます。

サラリーマンの年収は、その人のスキルや能力よりも「どの業界に属するか、どの規模の会社に属するか」で大きく決まってきます。

業界面に関して、動くお金の小さい業界は平均年収も低い傾向にあります。

例えば、金融系の業界や、不動産系デベロッパー業界は平均年収が高水準なのに対し、スーパーマーケットなどの小売業界は平均年収がその半分くらいしかありません。

と言うのも、銀行の投資業を例に取ってみると、100億円の投資案件を任された場合は手数料を1%しか取らないとしても1億円の儲けが上がるわけですね。

大きなお金が動く業界は、自然と稼ぐ金額も大きくなるのです。

大きなお金の動く場所でビジネスをする

事業が自動的に回る仕組みを作る

これは、会社として事業を回し始めたウルフが、自ら集めてきたならず者の社員たちへ「売れる営業の方法」を見せて学ばせるというシーンです。

集めてきた社員たちは、普通の仕事はしていないひとクセある人材ばかりなのですが、ウルフ自らのセールストークノウハウを社員前の前で見せることにより、どうすればクズ株を売ることができるのかを教え込んでいます。

ウルフは持ち前の営業力が有りますので、自分で営業をかけまくればある程度の売り上げを立てることはもちろん可能なのですが、それだけではいつまでたっても自分の時間を切り売りするだけです。

自らが動かなくても勝手に事業が回るビジネスが理想です。

つまり、アルバイトUBER EATSばかりをやっていてはいつまで経っても時給分しか稼げない。
自分のお金に勝手に稼いできてもらう「投資」や、一度作ればストック的にお金を生み出してくれる「YouTubeやブログ」の方がビジネスとして優秀です。

この映画では、ウルフのセールストークをマニュアル化して、ならず者たちでもしっかりと株が売れる体制を作っており、ウルフ自らの労力だけで稼がなくても良い環境を作っていることが成功につながっています。

顧客本位のビジネス展開をする

これは反面教師的な部分ですね。

FBIに目をつけられていたウルフは最終的に逮捕されてしまうことになるのですが、その際の罪状が「マネーロンダリング」から「証券詐欺」など多くの犯罪を犯していました。

元々の事業自体が、クズ株を訳も分からない人たちに言葉たくみに売りつけるという詐欺まがいの行いだったのですが、事業が大きくなるとFBIにも目をつけられます。

そのまま見事に逮捕という流れになった訳ですが、この創業事業は最近のTwitterやnoteでも多く見られる「情弱相手の金銭搾取」と同じようなものですね。

結局は中身の無いものを売って目先の金銭を得ることはできても、どこかでボロが出てしまいます。
悪銭身につかず。

この映画ではクズ株でしたが、現代は情報商材ということで、価値のない商品に無駄な投資をしてしまわないように気をつけることが大切です。

ビジネスの本質は、顧客へ価値を提供して、その対価として報酬を得るということ

まとめ

ということで、ウルフ・オブ・ウォールストリートから学べるビジネスについて考えてみました。

ストーリーとしても、映像としても面白いこの映画ですが、実話映画ということもあり、成功者のやり方というのを学んでみるいい教材でもあると思います。

ウルフは経営者ですが、普通のサラリーマンであっても経営者的な目線でビジネスを捉えてみると、自分が今行なっている仕事を一つ上の目線から見ることができます。

基本的に、副業などで自分の事業を行なっていないサラリーマンでこの視点を持っている人は少ないので、ちょっと学んでみると優位に立てる部分もあると思いますし、自分でも何か事業を行なってみようかなという気持ちも湧いてくるかもしれません。

経営者目線でキャリアを形成するという考え方はこちらの本で学ぶことができますので、もし興味があれば読んでみてください。

ウルフ・オブ・ウォールストリートはU-NEXTで無料で観ることができますよ!

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