節約をするならまずは固定費を下げることが先決。
ということは誰もが感じていると思いますが、その中でも特に削減しやすいのが通信費。
大手キャリアから格安SIMに変更するだけで月々の通信費を半分以下に下げることが可能です。
- 格安SIM(MVNO)ってそもそも何のことなの?
- MVNOの仕組みは?
- メリットとデメリットは?
といった疑問をこの記事で解決していきます!
そもそもMVNOとは?
MVNOとは格安SIMを提供する事業者のこと。
まずは、MVNOという言葉がそもそもどういう意味なのか?、どういう仕組みなのか?
について解説していきます。
大手キャリアから携帯電波をレンタル
簡単に説明すると、携帯の電波を「ドコモ、au、ソフトバンク」の大手キャリアからレンタルして格安SIMのサービスを提供しているのがMVNOです。
これまでは、携帯電話のサービスを提供するためには総務省から電波利用免許の交付を受けないといけなかったのですが、それができていたのが大手キャリアの3社だけでした。
そんな状況だったのが、大手キャリアから携帯電波を借りることができるようになったために多くのMVNO事業者が誕生しました。
その結果、価格競争のために携帯電話サービスの価格が大きく下がってきているのが現状です。
携帯電話の料金が高かったのは三社で独占していたからです。
MVNOの価格が安い理由は?
携帯電波を大手携帯電話会社に借りることで電波基地局(アンテナ)を作ったり、メンテナンスの費用がかからないことが理由です。
また、大手キャリアは日本全国の至る所にショップがありますが、MVNOは店舗の数が少なく販売している機種も一世代前のものが多いので、通信費も機種料金も安くできています。
MVNOを使うメリット・デメリット
それでは、MVNOの仕組みがわかったところで、一番気になるであろう「MVNOを利用するメリットとデメリット」を解説していきます。
メリット:料金プランが安くて単純
MVNOを使う一番のメリットは間違いなく料金が安いこと、以上です。
MVNOがどのくらい安いのかと言うと、だいたい大手キャリアの半分以下になります。
家族全員で格安SIMに乗り換えれば、平均的な4人家族で2万円/月程度も節約することができますね。
また、大手キャリアと違い料金プランが単純明快です。
ショップで複雑な料金プランを案内されて、何だか騙されたような状態で契約をしてしまう心配はありません。
また、2019年10月1日からは契約期間の縛りも無くなったので、いつ解約しても解約料金がかかる心配がありません。
デメリット:通信速度が遅い・データ容量が少ない
デメリットに関しては、契約するMVNOの事業者によってかなり異なりますので注意しましょう。
一般的にMVNOは大手キャリアに比べて通信速度が遅いことや、データ使い放題のプランが無いことがデメリットになります。
通信速度が遅い?
有名どころのMVNOと大手キャリアを比較してみました。
MVNOは大手キャリアから借りた電波を使っているので、混み合うと通信速度が遅くなることがあります。
特に込み合うのはお昼時の12時〜13時と、退社後の18時ごろなど。
事業者によっては通信制限かと思うくらい遅くなるので注意が必要です。
通信速度が最も早いのはワイモバイル。
ソフトバンクの電波をそのまま使用しているので、通信速度はソフトバンクと全く同じです。
初期設定が難しい?
初期設定とSIMカードの入れ替えも自分で行う必要があり、初めての方は不安なポイントかと思います。
どの事業者でも基本的には公式ページに設定方法が書いているので問題なく行えるはずですが、もしそれでも不安を感じるなら店舗を展開している事業者がおすすめです。
店舗数が多いのはワイモバイルで、ソフトバンクショップに行っても対応してもらえます。
他にも、UQモバイル、mineoは店舗数を多く展開しています。
メールアドレスが使えない?
MVNOに乗り換えると、大手キャリアが提供しているサービスは使えなくなり、キャリアメール(@softbank.ne.jpなどのメールアドレス)が使えなくなります。
これまでにキャリアメールを使っていた方なら、メールアドレスを変更する必要がありますね。
ただ、今時キャリアメールを使っていると情弱だと思われてしまいます。
パソコンでも使えたりなど便利なことが多いので、Gmailなどのフリーメールに変更することをおすすめします。
大容量のプランが存在しない?
MVNOには50GBなどの大容量プランが存在しません。
自宅にWi-fi環境があれば、50GBなどの大容量は必要ないかと思います。
もし大容量プランが必須なのであれば、格安SIMへの乗り換えは諦めましょう…
格安SIMのデータ容量は多くて10GB程度。
ワイモバイルやUQモバイルなら最大14GBのプランがあります。
MVNOの格安SIMを選ぶ際に気をつけること
最後に、MVNOに乗り換える時にチェックすべきポイントについて書いていきます。
今使っている機種が対応しているか?
比較的新しい機種であれば大丈夫ですが、古い機種を使っている場合は事業者によって対応していない場合があります。
乗り換えと同時に新しい機種を購入するなら問題ありませんが、今の機種をそのまま使いたい場合は対応しているかのチェックが必要です。
それぞれのMVNOの公式ホームページで確認できるので、乗り換えの前に事前に調べておきましょう。
今使っている機種は SIMロック解除されているか?
対応可否が確認できたら、今使っている機種のSIMロックが解除されているのかを確認しましょう。
大手キャリアで購入したスマホにはSIMロックがかかっており、そのまま他の事業者で使うことはできません。
解除されていなければ、解約する前にキャリアのマイページか、店舗に行ってSIMロック解除をしておきましょう。
SIMロック解除がされているのならそのままMVNOでも使用可能です。
プランやサービスは問題ないか?
大手キャリアと違って、MVNOでは事業者によって提供するプランやサービスが様々です。
例えば、MVNOには大きく分けて「データSIM」と「音声通話SIM」の2つのSIMタイプがあります。
「データSIM」は、データ通信のみできて音声通話機能はありません。
(格安SIM特有のプランで、電話番号を持つことができません)
「音声通話SIM」はデータ通信とSMSに加え、音声通話もできます。
(大手キャリアで使っているプランと同じ)
今まで使っていた携帯番号を引き続き使いたい場合には音声通話SIMを選択する必要があるので、MNP(番号そのまま乗り換え)の手続きを進めます。
基本的には、データ容量と、電話をどれくらい使うかを基準にプランや事業者を選びましょう。
まとめ
ということで、MVNOの意味から乗り換える際のチェックポイントまでを解説しました。
もし現在大手キャリアを使っているなら月額は7,000円〜10,000円程度かと思います。
MVNOに乗り換えると月額2,000円〜3,000円以内に収まることがほとんどですので、半分以下に抑えることができますね。
固定費の中でも一番簡単に削減できるのがスマホ料金なので、正直なところ、大手キャリアに高い料金を支払い続けるのは損です。
MVNOにはたくさんの事業者があるとお伝えしましたが、圧倒的におすすめなのがワイモバイルとUQモバイル。
せっかくスマホ料金が安くなっても通信の速度が遅ければ本末転倒です。
今の時代のストレスの原因第1位は通信速度が遅いことなので…
ワイモバイルならソフトバンクと全く同じ速度、UQモバイルはワイモバイルに次いで速度が速いMVNOです。
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