チラシやフライヤーを作るとなるとどんなサービスを活用していますか?
先日、飲食店のテイクアウトメニューや、チラシを作る機会があったのですが、その際に利用したサービスがとても良かったのでご紹介します。
僕は会社の仕事でパワーポイントを使って資料を作成する機会が多いので、いわゆるパワーポッターであることを自負しているのですが、チラシ作りとなると流石にパワーポイントではクオリティが高いものは作れません…
そもそも、カッコイイデザインやおしゃれなデザインを作るようなクリエイティビティも持ち合わせていない…
そんな僕でも簡単におしゃれなチラシを作ることができたのが、「Canva」(キャンバ)というサービスです!
Canvaみたいに素人でも簡単にデザインを作れるようなサービスが普及してくると、外注される側のクリエイターのハードルが上がる。
— skaa | 大手キャリアとブログ (@skats127) May 12, 2020
プロフェッショナルの需要がなくなることは無いが、プロフェッショナルはよりプロフェッショナルである事が求められる時代である。
Canvaってどんなサービス?
Canvaはオーストラリア発のデザイン作成サービス。
Adobeの「Illustrator」のようなもの想像してもらえれば大丈夫です。
一般的にはチラシなどのデザイン作成にはIllustratorが使われるものと思いますが、それはプロの方の場合。
Illustratorは使い方が結構難しいので、普段から触っている方でないとまずは使い方を覚えるところから始めないといけません…
(そして、月額料金が結構高い…)
今回の僕のように、単発で簡単にデザインを作成したいという場合にはIllustratorは向いていません。
Canvaに関しては、webブラウザベースで直感的な操作だけで使用することが可能、更に無料で使い始めることができる点が魅力です。
Canvaのメリット・デメリット
それでは、Canvaのメリットとデメリットを深掘りしていきましょう。
メリット①:デザインテンプレートが豊富
デザイン素人にとって一番嬉しい点がこちらのデザインテンプレート。
なんと、60,000種類以上のデザインテンプレートが用意されていて、その中から好きなものを選んで文言を変えてしまうだけて一瞬でチラシ作りが完成してしまいます。
例えば、チラシのデザインテンプレートの一例としてはこんな風に…
- イベントのチラシ
- マーケティングのチラシ
- ビジネス用のチラシ
などなど、どんなジャンルのチラシなのか、からデザインを探すことができます。
また、ジャンルだけでは無くて「どんな用途のデザインを作成するのか」から選ぶことも可能です。
- ロゴ
- ポスター
- プレゼンテーション
- インスタグラム投稿用
- ブログバナー
こちらに関しても100種類以上のデザイン用途が用意されています。
デザイン用途を選択すれば自動的にそのデザインに最適なサイズに設定されるのですが、万が一オリジナルのサイズ感で作成したいという場合ももちろん個別で設定することは可能です。
これだけ豊富に用意してくれていれば、10分程度あれば一つのデザインは完成させてしまうことが可能ですね!
メリット②:無料で使うことが可能
もう一つの大きなメリットとして、無料で使うことができる点が挙げられます。
最近のデザイン作成サービスは月額課金のサブスク型がメインなので、普段からよく使う方でないと課金して使うのは少しハードルが高いですよね。
Canvaの場合は、個人向けのプランとして、「無料プラン」と「Proプラン」が用意されています。
無料プランの場合は、選べるデザインテンプレートが8,000種類程度になったり、一部の画像素材が使えなかったりと少し制限がありますが、簡単なチラシを作る程度であれば全く問題ありません。
また、Canvaには実際に作成したデザインをワンクリックでサイズ変更できるという機能があるのですが、この機能も有料プランだけのものとなります。
インスタグラム投稿サイズ(正方形)で作成していたものをやはり、バナータイプ(長方形)に変更したいといった際に便利な機能ですが、実際のところはあまり使わないと思います。
ちなみに、有料プランは月額$12.95です。
ドル建てとなっていますが、だいたい1,400円/月程度ですね。
初月が無料だったので、僕はいったん有料プランを契約してみました笑
メリット③:画像素材がとても使いやすい
これは実際に使ってみて僕がとても感動した機能です。
Canavaではデザインの中に入れたい画像をこんな具合に選ぶことができるのですが、この中のフレームという素材がめちゃくちゃ使いやすいのです。
何が使いやすいのかというと、このフレームに写真などをドラッグ&ドロップしてくるだけで自動的にフレーム型の画像を作成できる点です。
文章ではわかりにくいので、実際の画像でご覧ください。
まず、デザインの中に、筆で何かを描いたようなフレームを挿入してみました。
今はデフォルトも風景のようなイラストになっていますね。
このフレームの部分に、現在背景にある画像をドラッグ&ドロップしてみます。
すると、このフレーム型の画像を簡単に作成することができました!
これってとても画期的な機能ですね。
チラシでよく使う、パソコンやタブレットの画面上に表示させるような画像も一瞬で作ることができちゃいます。
メリット④:エクスポートするファイル形式を選べる
デザインの完成が完了したら、いよいよファイルのダウンロードですね。
その際に選べるファイル形式は以下の通りです。
- JPG
- PNG
- MP4
- GIF
通常の形式ならPDFにするかと思いますが、もし透過画像を作成したい場合はPNGを使用すれば大丈夫です。
他にも、動画やアニメーションを作成した場合はMP4やGIFで保存することができる点も魅力的ですね。
メリット⑤:スマホでも使用可能
CanvaではiPhoneとAndroid用の両方のアプリが用意されています。
パソコンで行うのが基本かとは思いますが、操作方法がとても単純かつ簡単なので、スマホで使用してみても遜色なくデザインを作ることができました。
基本動作が、テンプレートを選んでからクリックとタイピング程度なのでどんなデバイスでも簡単に作ることができちゃいますね笑
メリット⑥:サポートの対応が早い
今回、印刷まで一元してCanvaを利用してみましたが、一つデザインを作って印刷を発注した後に、別のデザインの発注を行なったらエラーが出てしまいました。
理由としては、一度ログアウトしてからでないと別のデザインの印刷発注はできないからだそうですが、その際のメール対応がGW中にも関わらず即日で返信が来たことに驚きです。
デメリット:印刷費用が高い
今回はせっかくなのでCanvaの印刷サービスを活用してみましたが、正直に言うとなかなかに印刷費用は高いです。
右上のタブからそのまま印刷発注をすることが可能なのですが、普通紙マット仕上げで発注すると以下の通りの金額です。
100枚で$39、日本円で言うと4,200円程度ですね。
これと僕がいつも利用しているラクスルの金額を比較してみましょう。
マット紙、2営業日後出荷、片面カラー印刷の場合
部数 | Canva(ドル建て) | ラクスル |
---|---|---|
100枚 | 4,212円程度 | 1,890円 |
200枚 | 7,344円程度 | 3,528円 |
500枚 | 16,200円程度 | 5,029円 |
1,000枚 | 28,080円程度 | 4,977円 |
一目瞭然の値段の違いです…
紙質の差などもしかしたらあるのかもしれませんが、基本的にはラクスルなどの印刷サービス一択かと思います。
ラクスルは最低印刷枚数が100枚からですが、Canvaは25枚から対応しているので、部数が少ない方がいい場合はCanvaでの印刷を選んでも良さそうです。
ちなみに、印刷サービスを利用する場合は、作成したデザインの余白なども考慮して以下のようなpdfを用意することが必要になります。
幸か不幸か、Canvaのサービスで簡単にこのpdfファイルを作成してくれますので、これを利用して印刷を発注しましょう。
【追記】発注した印刷物が届きました
印刷依頼を発注してから、2営業日後に発送されて、最終的に4日後に印刷物が届きました。
Canvaは印刷代が高いと書いてきましたが、高いだけあってかなりハイクオリティな出来上がりです。
こんなにしっかりとした箱に入っているし、感謝の言葉としてポストカードが一枚同梱されていました。
海外の企業のこういったセンスはなんだか嬉しい気持ちになりますね。
おもてなしの心は日本だけのものではないと感じます。
実際の印刷物はここには載せませんが、しっかりとした紙質(100~150gsm)で発色も綺麗に仕上がっており値段に見合ったクオリティだと感じます。
少量をハイクオリティで、ということであればそのままCanvaで印刷を発注してしまうのもおすすめです!
まとめ
超簡単なデザイン作成サービス、Canvaのご紹介でした。
気に入ったテンプレートを見つけることができれば、後は文言を変更するだけ、本当に10分程度でデザインを完成させることができる超便利なサービスです。
今回はチラシの作成に使用しましたが、今後はブログ用のバナーや画像作成にも活用していこうと思います。
あくまでも簡易的に作成するためのサービスかとは思いますが、こういったチラシやバナーのデザインなどをランサーズなどで外注すると数万円などがかかってしまいなかなか高くついてしまいます。
本格的なものを作成するのは将来的に、まずは経費を抑えて自分で頑張ってみようという個人事業主の方にもおすすめかと思いますので、ぜひお試しください!
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