air pods proを買って、何かと音楽を聴きたい欲が溢れかえっているのですが、iTunesに入っているのはこれまで何度となく聴き倒してきた往年のバンドばかりで、いわゆる「最近のバンド」がほとんど入っていない…
そんな、若者ではなくなりつつある僕ですが、ここのところ一番ハマっている「最近のバンド」が
マカロニえんぴつです。
変なバンド名…
友達に最近おすすめのバンドを聞いてみたところ、一番に帰ってきたのがマカロニえんぴつ。
確かにどっかで見たことあるバンド名だけど、よくわからない変な名前だしあんまり聴く気もおきないなあと食わず嫌いをしていた僕なのですが、何回かYouTubeで聴いてみると、中毒性のある音楽と、楽曲の幅広さ、エモさに見事にハマってしまいました笑
まあ、今思うとアジカンとか正に一番よくわからんバンド名だったりするのですよね…
バンド名で食わず嫌いをしてはいけない。
そんなマカロニえんぴつというバンド名なのですが、実はバンド名には深い理由があるとのことなのです。
●バンド名の由来や意味を教えて下さい。
はっとり:はい。「マカロニ」って覗くと空洞じゃないですか?その空洞の部分って存在しない物で、だけど…有名な哲学者の言葉で「ドーナツの穴を食べる」ってあるんですけど…それに近い物で、何も無いような物だけれども、その存在意義を意識して……それに対して「えんぴつ」って、物を「在り」にしていくものじゃないですか?例えば白紙に線を入れるだけでそこには「存在」が出来る。何にも無い穴、その「無い存在」を自分達で意味の在る物にしていきたい、それをえんぴつで書き進んでいくっていう、意味を込めて、穴の象徴「マカロニ」と存在を作る「えんぴつ」で「マカロニえんぴつ」です。
引用:マカロニえんぴつ『アルデンテ』インタビュー – TOTE
ということで、実はめちゃくちゃかっこいいバンド名の由来があったマカロニえんぴつ。
再度、バンド名で食わず嫌いをしてはいけない。
中毒性のある音楽
まずマカロニえんぴつを聴いて感じたことが、今風のバンドサウンドなのだけれど、どこか懐かしさを感じる。
というのも、ボーカルのはっとりさんの声がエモいからという理由もありますが、マカロニえんぴつが影響を受けているのが奥田民生のユニコーンだったりと往年のロックバンドだからなのでしょう。
ギターロックの曲もあれば、歌い上げる系のしっとりとした曲、oasisの「whatever」をオマージュした曲なんかも作っていて、幅広い音楽性が魅力的なのですが、それぞれの曲のメロディラインが良く、耳に残ってしまうような曲が多い印象です。
僕は独特のギターと世界観が綺麗なこの曲から入りました。
この曲もそうなのですが、サビの作り方や間奏を差し込む場所など曲構成が独特な曲が多いところが好きです。
メンバー全員が音大出身
音楽性の幅の広さにつながってくる部分なのかと思いますが、マカロニえんぴつのメンバーは全員が音大出身なのです。
音大出身のアーティストは多いのかと思いますが、メンバー全員が音大を出ているバンドというのはかなり珍しいと思います。
マカロニえんぴつはそれぞれのメンバーが曲を作れるからこそ、それぞれの個性を出した曲が生まれるのでしょうね。
僕もバンドで曲を作ってみたりしたこともありますが、音楽って完全に感覚の世界なので、それぞれの影響を受けたバンド色が作る曲にも面白いくらい色濃く現れてくるのです笑
素人目線でいうと、そんな中でマカロニえんぴつというバンドの色は残したままで、それぞれのメンバーの色を出した楽曲を作るというのはめちゃくちゃ難しいんだろうなとか感じます。
ボーカルのはっとりさんがエモい
ボーカルのはっとりさんですが、一度聞いたらとても耳に残る魅力的な歌い方をしています。
声はミスチルの桜井さんに似ているのかなーと感じますし、歌の余韻の残し方というか、語尾の伸ばし方にかかるビブラートがとてもエモいです。
この曲は若者特有の葛藤を歌った曲なのですが、何度でも聴きたくなるような中毒性があります。エモい。
ちなみにはっとりさんの本名は服部ではなく、ユニコーンの「服部」というアルバム名から取っているようです笑
まとめ
ということで、最近の一押しバンドであるマカロニえんぴつのご紹介でした。
バンド名だったり見た目だったりと最近のよくあるサブカル狙いバンドかと思ってしまいがちなのですが、ライブ映像を見ても音源レベルの演奏をしていたり、楽曲の多彩さであったりと知れば知るほどの実力派バンドであるマカロニえんぴつ。
4月からツアーも始まりますので、これまで食わず嫌いだったかたも、初めて聞いた方もぜひ一度マカロックを聴いてみてください!
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