スマホの機種変更や携帯会社を乗り換える時に以下のような悩みはありませんか?
- スマホが使えない時間ができないか?
- メールアドレスはどうなる?
- 初期設定などは必要?
2~3年に一回しか行わない乗り換えや機種変更の際にはつきものな悩みかと思います。
何かとややこしく思える携帯会社の乗り換えですが、やることは決まっているのでポイントさえ押さえてしまえば簡単です。
この記事では僕も利用しているワイモバイルへの乗り換え手順や注意すべきポイントを解説していきます
ワイモバイルへの乗り換えは4ステップ
はじめに、全体の流れをご紹介します。
どんな手順が必要なのか、まずはざっくりと把握してもらえればと思います。
ワイモバイルへの乗り換えは以下の4ステップをそのまま進めるだけで完了です。
今現在使っている機種をそのまま使うか、新しい機種を購入するかを考える
大手キャリア(docomo,au,ソフトバンク)なら電話や店舗で、その他の会社なら電話やマイページから取得
webで契約する場合と店舗で契約する場合のポイントを解説
とても簡単な作業だけで完了
それでは、それぞれを詳しく解説していきます。
そもそも格安SIM(MVNO)とは何なのか?
から知りたい方はこちらの記事も読んでみてください▼
ワイモバイルへの乗り換え前チェック項目
携帯会社を乗り換える際は、キャリアメールが使えなくなったり、乗り換え前の携帯会社で解約費が発生したりする点にご注意
具体的な乗り換え手順の説明の前に、ワイモバイルへ乗り換える前に確認しておきたいポイントを解説します。
①キャリアメールが使えなくなる
現在キャリアメール(@以降が、softbank.ne.jpやdocomo.ne.jpなどのメールアドレス)を使っている方は、携帯会社を乗り換えると使えなくなってしまう点に要注意
必要なメールが有れば、他のフリーメール(GmailやYahooメール)に転送しておくか、スクリーンショットを撮って保存しておきましょう。
ワイモバイルでも新しいメールアドレスを作れるのですが、携帯会社のメールは乗り換えるたびに使えなくなってしまうなど不便が多いので、この機会にフリーメールを使うように切り替えるのがおすすめです!
②現在の携帯会社の解約費用を確認
現在は契約期間が自由なプランが主流ですが、これまでに契約していた携帯会社のプランは2年契約。
解約費がかからない更新月を把握しておきましょう。
docomo、au、ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える際にかかる費用は以下となります。
大手キャリア解約時にかかる費用
発生の条件 | 金額(税抜) | |
契約解除料 | 更新月以外での解約時 | 9,500円 |
MNP転出手数料 | 乗り換え時は必ず発生 | ドコモ:2,000円 au、ソフトバンク:3,000円 |
スマホの残債 | 今使っているスマホを分割購入していて、支払いが終わっていない | スマホの本体価格ごとに異なる 各社マイページから確認可能 |
その他の費用 | オプションや専用割引サービスを申し込んでいる場合 | 適用されているオプション・割引により異なる |
乗り換え前にこれらの金額がどれくらいかかるのか確認しておきましょう。
解約料金のかからない更新月は「2年ごとに2ヶ月間」しかありませんので、ここに被るタイミングで乗り換えができる人はラッキーです。
ワイモバイルに乗り換えると、月々の通信費が約4,000円程度安くなります。
解約料金とMNP転出手数料(合計12,000円)がかかることを考えても、更新月まで3ヶ月以上かかる場合は今すぐ乗り換えてしまった方がお得になります。
スマホ本体代金の残債はどちらにせよかかるものなので気にしなくて大丈夫です。
また、オプションに関しても解約した後は特に料金がかかることはないので、こちらも気にせず大丈夫です。
契約更新月でない時の乗り換えの際は、ワイモバイルに乗り換えると毎月どれだけスマホ代が安くなるのかを考えて「今乗り換えるべきか」「更新月まで待つか」を決めましょう。
ワイモバイルの初月の料金は日割りされるのでいつ契約しても無駄がありませんが、現在使っている携帯会社の料金は解約月の料金は基本的に全額がかかってしまいますので、乗り換えにおすすめな時期は毎月の月末です。
ワイモバイルへの具体的な乗り換え手順
事前のチェックが終わったところで、具体的な乗り換えの手順を解説していきます。
ステップ①:これからワイモバイルで使う機種を選ぶ
まずは、これから使うスマホの機種を決めていきましょう。
今使っている機種か新しい機種か?
乗り換えの際には以下2種類の選択肢があります。
- 今使っているスマホをそのまま使う
- アップルストアや中古スマホショップで購入
- 新しいスマホをワイモバイルでセット購入
今使っているスマホをそのまま使いたい場合や、ワイモバイル以外で機種を購入する場合は公式サイトの動作確認済み端末から、その機種が使えるか確認しましょう。
ここに記載がないスマホを使っている場合は動作保障がされていないので、ワイモバイルでセット購入がおすすめです。
ワイモバイルでは販売している機種のラインナップが多いかつ、格安で購入できるので新しいスマホをセット購入する場合でもコストパフォーマンスが高いです。
ワイモバイルで販売しているスマホラインナップはこちらの公式サイトから見られます!
SIMロックが解除されているかを確認!
大手キャリアで購入したスマホは「SIMロック」の解除が必要
SIMロックとは、そのスマホを販売していた携帯会社以外のSIMカードでは通信できないようにする制限です。
(例えば、ソフトバンクで購入した機種はauではそのまま使えないということです。)
SIMロックを解除するには、今の携帯会社のマイページから自分で行うか、店舗での手続きが必要です。
ただし、店舗でSIMロック手続きをしてもらう場合は3,000円(税抜)の手数料がかかってしまいます…
簡単にできるので、マイページから無料で手続きを済ませるのがおすすめです!
今の機種をそのまま使うか、どの新しい機種を購入するかが決まったら次のステップへ進みましょう。
ステップ②:現在の携帯会社からMNP予約番号を取得する
今の携帯会社で使っている電話番号をそのまま使用するには、「MNP予約番号」の発行が必要です。
携帯会社を乗り換える際に必ず必要になるのが、MNP予約番号。
乗り換え手続きを行う前の取得が必要です。
MNP予約番号の申し込み窓口は以下の通りです。
現在契約中の携帯会社の窓口から手続きを進めましょう。
MNP予約番号の発行方法一覧
docomo | ・マイページでの手続き 会員ページのMy docomoにログイン →「ドコモオンライン手続き」→「携帯電話番号ポータビリティ予約」→予約番号発行 |
au | ・電話での手続き 予約番号発行窓口:0077-75470 受付時間9:00~20:00 |
ソフトバンク | ・電話での手続き 予約番号発行窓口:5533(ソフトバンク携帯電話以外の場合0800-100-5533) 受付時間:9:00~20:00 |
auとソフトバンクの場合は電話での受付しか行なっていませんが、
MNP予約番号を発行してください
と伝えれば手続きを進めてくれます。
ちなみに、僕も大手キャリアのコールセンターに勤めたことがありますが、以下のポイントにはご注意ください。
発行から15日でMNP予約番号の有効期限が切れてしまうので要注意
このステップはこれだけで完了です。
MNP予約番号を取得したら、次のステップへ進みましょう。
ステップ③:webか店舗でワイモバイルを契約する
ワイモバイルは「公式ホームページ」、「店舗」の2種類の契約方法があります
web、店舗、どちらからでも契約が可能です。
僕はワイモバイルショップで働いていたこともあるのですが、店舗で契約する際は以下の点にはご注意ください。
店舗ごとに厳しく月間目標が決められているため、不要なオプションやグッズをセットで契約することを強く勧められる
店舗クルーも目標達成のために必死です。
うまく断る自信が無い方は公式サイトから契約を進めましょう。
公式サイトから申し込む場合
ワイモバイルのオンラインストアで契約内容(購入するスマホやプラン)を選んで、手続きを進めましょう。
オンラインストアで申し込む場合は、以下の2つが必要です。
- 運転免許証等の本人確認書類
- 本人名義のクレジットカード
店舗から申し込む場合
契約するプランや購入するスマホを決めた上で行けば、余計なオプションなどを追加契約する必要もなく安心
店舗で申し込む場合は以下の書類が必要です。
- 運転免許証等の本人確認書類
- 本人名義のクレジットカードまたはキャッシュカード、通帳
- 印鑑(シャチハタ不可)
ウェブ申し込みの方がお得なキャンペーンが多い
ウェブ申し込みの場合、PayPayでのキャッシュバックがもらえたり、契約時の登録事務手数料が無料になったりします。
これらはウェブ限定キャンペーンとなっているため、店頭申し込みでは適用となりません。
キャンペーンは定期的に変更されていますので、公式サイトから現在のキャンペーンを確認してみましょう。
契約申し込みから完了までにかかる時間
店舗で乗り換える場合は当日中に乗り換え完了、web申込みだと最大一週間かかります。
店舗契約の場合は、乗り換え手続き中の数十分~数時間程度、今までのSIMカードで通信・通話ができなくなり、新しいSIMカードでもまだ通信ができないので、スマホが全く使えない時間ができてしまいます。
web契約で申し込む場合、古いSIMカードの利用終了手続きは自分で行うので、申込み後にスマホが使えなくなる時間が発生しません。
ステップ④:ワイモバイルの初期設定を行う
ワイモバイルのスマホやSIMカードが届いたら行うのが「初期設定」
SIMカードが届いた時点では、まだ乗り換えの手続きは完了していません。
乗り換え前に使っていたスマホがまだそのまま使える状態なので、ワイモバイルの新しいSIMカードを使い始める手続きを行いましょう。
ワイモバイルの初期設定方法
ワイモバイルから送られてきた書類に記載されている初期設定用の電話番号へ連絡すれば、新しいSIMカードが使えるようになります。
この手続きを忘れてしまっていた場合は、SIMカードの到着から6日後に自動でワイモバイルのSIMカードの初期設定が行われます。
いきなり前のSIMカードが使えなくなると焦ると思いますので、SIMカードが届いたらなるべく早く手続きを完了してしまいましょう。
上記の手続きが終わり、ワイモバイルの新しいSIMカードが使えるようになった時点で、もともとの携帯会社は自動解約となります。
初期設定を終えたら、これから使うスマホにワイモバイルのSIMカードを入れて起動することで乗り換え手続きが完了となります。
今のスマホをそのまま使う場合は「APN設定」も必要
今使っているスマホをワイモバイルでもそのまま使用する場合は、ワイモバイルの電波に接続するための「APN設定」が必要です。
iPhoneの場合
Wi-Fiに接続して、ワイモバイル公式サイトの「APN設定用の構成プロファイルについて」というページへアクセスして、ファイルをインストールするだけで完了です。
自宅にWi-Fiが無い場合は、カフェなどのWi-Fiを使って設定しましょう。
Androidの場合
設定アプリを開いて、以下の手順を進めましょう。(項目名は機種によって若干違うこともあります)
- 「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント」を選択
- 「+」ボタンを押して、以下の表の内容を入力・保存し、最後に項目名の横にある「○」を選択して適用
APN設定項目 | |
名前 | ワイモバイル |
APN | plus.acs.jp |
ユーザー名 | ym |
パスワード | ym |
MCC | 440 |
MNC | 20 |
認証タイプ | CHAP |
MMSC | http://mms-s |
MMSプロキシ | andmms.plusacs.ne.jp |
MMSポート | 8080 |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri |
以上の設定を終えれば、Androidの初期設定は完了です。
ここまでの手順でワイモバイルへの乗り換え手順は全て完了です!
まとめ
ワイモバイルへの乗り換え完全ガイドについて書きましたが、不明点があればコメントをいただければ回答します!
大手キャリアをずっと使っていると高い料金が当たり前になってしまいがちですが、ワイモバイルに乗り替えるだけで月3000円〜5000円、年間5〜6万円の節約ができます。
ソフトバンクと全く同じ電波が使えて、通話も10分間かけ放題のワイモバイル。
デメリットは50GBなど大容量のプランが無いことくらいです。
ここまで読んだものの「やっぱり手続きがめんどくさい…」という方も、今回の一手間だけで年間5~6万円の節約ができるようになるので頑張りましょう!笑
最後に今回の内容をまとめますので、ぜひ検討してみてください。
- 乗り換えの前に、現在の携帯会社のキャリアメールと解約費用を確認
- 電話番号をそのままで乗り換えるにはMNP予約番号の取得が必要
- MNP予約番号は、docomoはウェブサイト、auやソフトバンクは電話で取得
- 申し込みは店舗か公式サイトで、キャンペーンの多い公式サイトがおすすめ
- 乗り換え後はSIMを入れ替え、初期設定を実施
UQモバイルとワイモバイルの違いが気になり悩んでいるという方はこちらの記事がおすすめです▼
そもそも格安SIM(MVNO)とは何なのか?
から知りたい方はこちらの記事がおすすめです▼
コメント